テレビの壁掛けは何インチまでOK? 実は小型から大型までほとんど対応可能です

2024.07.25

テレビの壁掛けは何インチまでOK? 実は小型から大型までほとんど対応可能です

実は、設置における制約が少なく比較的自由度が高い壁掛けテレビ。テレビ台から壁掛けテレビに切り替えることで、視聴距離や重量を理由に諦めていた「もうひとまわり大きなサイズ」への買い替えも可能になるかもしれません。
本コラムでは壁掛けテレビのメリットとともに、「テレビの壁掛けは何インチまで可能なのか」についてお話しします。

1.そもそも、壁掛けテレビのメリットは?

そもそも、壁掛けテレビのメリットは?

テレビの設置方法は大きく分けて従来通りの置き型か、壁に直接かける壁掛けテレビかの2種類に分けられます。

まず置き型のメリットは場所変更がしやすいので引っ越しや模様替えの際に有利だということ。ゲーム機やDVDプレーヤーなどのAV機器類をまとめて置くことができる点や、配線や設置場所をそこまで細かく考えなくても良いというのもメリットでしょう。

一方、壁掛けテレビのメリットは壁に直接取り付けているため転倒リスクが低く耐震性に優れていること、また同様の観点から日常生活における安全対策としても有効であるということ、部屋のスペースを有効活用できること、掃除がしやすくなること(配線ケーブルやテレビ台などの掃除がなくなるため)などのメリットがあります。

もちろんどちらにするかは住環境や好みなどによって分かれますが、耐震性や安全面、転倒リスクの軽減、部屋のスペースの有効活用など実用的な部分はもちろん、見た目のオシャレさや日々の掃除の手軽さなどは置き型テレビよりも壁掛けテレビに分があります。

2.壁掛けテレビに「何インチまで」の制限は基本的にありません

壁掛けテレビに「何インチまで」の制限は基本的にありません

さて、壁掛けテレビと置き型テレビのメリットを確認したところで、次は重量制限についてご説明させていただきます。

テレビ台には「最大○インチ(○kg)まで」などの制限があることが多いですが、壁掛けにはこのような制限は基本的にありません。「基本的には」という言い方をしたのは、使用する金具の適正重量や壁の強度などを考慮する必要があるためです。
テレビを壁掛けにするためには、テレビの重量に合わせた専用金具と強度のある壁が不可欠です。たとえば現在多くの家で使用されている石膏ボードの壁にそのままテレビを設置することは強度的に不可能。壁の中にある間柱に取り付けるか、大型のテレビを壁掛けにする場合には壁全体を補強して強度を上げ、その上に専用金具で取り付ける必要があります。しかし言い換えれば、強度面さえクリアしてしまえば現在市場に出回っているテレビの多くは問題なく壁に取り付けることができるということです。

「テレビを壁掛けにしたいけれど、我が家のテレビは大きすぎるから無理なのではないか?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、壁掛けテレビの専用金具は小型(およそ12〜26型)、中型(およそ26〜50型)、大型(およそ50〜65型)、そして超大型(およそ65型以上)など、様々なサイズ展開があるんです。また、もちろんそれぞれに固定タイプ、上下角度調節タイプ、上下左右調節可能なアームタイプなど、用途や好みに合わせたモデルが存在します。

3.壁掛けにすれば“テレビ台のせいで諦めていた悩み”が解消するかも

壁掛けにすれば“テレビ台のせいで諦めていた悩み”が解消するかも

下記のようなお悩みがある方は、壁掛けテレビへの変更を考えてみてはいかがでしょうか。

3-1.Case1「視聴距離を考えると、部屋の大きさ的に大画面のテレビを置くのは難しいかもしれない」

もしもこのようなお悩みを抱えていらっしゃるなら、置き型から壁掛けスタイルに変更するだけで問題が解消する可能性があります。テレビ台にテレビを置くよりも壁に直接設置することで20〜30cmくらい視聴距離が長く取れるようになるので、部屋の広さを理由にテレビのサイズアップを断念しなくても良くなるかもしれません。

3-2.Case2「テレビ台の重量を考えると、このテレビのサイズが限界。テレビ台を新しく探して買い替えるのは少し手間に感じるなぁ。それに、テレビ台をそこまで大きくしたくもないし……」

置き型で設置する場合、大きなサイズのテレビを置くためには、それに伴った耐荷重のテレビ台が必要となりますが、その場合はテレビ台のサイズも耐荷重に比例して大きくなることがほとんどです。ビデオテープDVDをたくさん保有していた時代は、テレビまわりに収納スペースを確保することはある意味必須でしたが、今はサブスクの時代。そこまで大きな収納スペースは必要ないと考えるご家庭もあるでしょう。そうなると大容量のテレビ台はスペースの無駄遣いになってしまいますよね。
今現在使用しているテレビよりも大きなテレビに買い替えたいけれど、その場合はテレビ台まで新しくしなければならないというのなら、思い切ってその予算を壁掛けテレビの施工工事の費用に当ててしまうのはいかがでしょう。テレビ台が必要なくなれば、空間を有効活用することができるようになります。

3-3.Case3「テレビ台の裏に溜まるホコリを掃除するのが面倒くさい。配線ケーブル類の掃除がもっと楽にできるようになれば良いのに」

テレビまわりの掃除って一苦労ですよね。テレビ本体だけでなく、テレビ台、配線ケーブルなどいろいろな場所にホコリが溜まります。昔に比べて薄型で軽量になってはいるものの、いちいちテレビを動かしてテレビの裏まで掃除するのはけっこう大変です。とはいえ、そのまま放置しておくわけにもいかないですし。
しかし、テレビを壁掛けにしてしまえば掃除の手間が少し軽減します。まずテレビ台がなくなるので、そのぶんの掃除が必要なくなります。配線ケーブルを壁の中に隠してしまえば配線ケーブルの掃除も必要なくなります。

4.快適な壁掛けテレビ生活を送りたいなら“専門業者に相談”がおすすめです

快適な壁掛けテレビ生活を送りたいなら“専門業者に相談”がおすすめです

壁掛けテレビにインチ数での制限は基本的にありません。大型サイズのテレビでも、問題なく壁掛けにすることができます。
ここで、テレビを壁に設置する際の流れを簡単にご説明したいと思います。

(事前準備)
まずはご自宅の壁の種類と構造を確認しましょう。石膏ボードなのかコンクリートなのか、木材なのか軽量鉄骨なのかなど、使用している材質によって施工の方法が異なります。次に、テレビ背面を確認し、金具の適合確認を行います。その上でサイズや重量、取り付けたい場所に合わせた金具をチョイスする必要があります。

(取り付け)
テレビスタンドを外し、ブラケットを取り付けます。壁側金具を取り付け、テレビ側に取り付けておいたブラケットを引っ掛けて固定します。最後にテレビの上下左右、水平かどうかなどの角度調整を行ったら終了です。
※大型以上のサイズのテレビを壁掛けにする際には壁全体の強度を上げる工事をする必要が出てくる場合があります。

壁掛けテレビの施工はご自身で行うことも可能です。DIYへの知見があり、専用の工具などを所有していて、なおかつ低コストでの施工を考えている方はご自身で取り付け工事を行うこともできますが、実際はDIYにそれなりの知見がないと難しさを感じると思います。また、壁の材質や希望する施工の内容によってはプロでないと扱えないものもあります。

もしご自身での施工が難しそうだと感じた場合には、一度専門業者に相談してみることをおすすめします。ちなみに当社は創業以来、壁掛けテレビ設置工事のパイオニア企業として多くのお客様のニーズやご希望を叶えてまいりました。安全性の高い壁掛けテレビの設置工事をスムーズかつ低コストで行えるのが自慢です。
施工実績も非常に豊富で、その数は年間7,000件以上にのぼります。そのため技術面だけでなく、壁掛けテレビをおしゃれに設置するためのロジックやテクニックにも自信があります。ご希望やご予算、ニーズに合わせてベストなご提案をさせていただきます。
壁掛けテレビのお悩みをお持ちのお客様はぜひ当社までご連絡ください。

壁掛けテレビの設置でお悩みの方はWall Designまでご相談ください。
それぞれのお客様にベストなご提案をいたします。
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