テレビを壁掛けにしたい! 設置方法や確認しておくべきことは?

2023.12.28

壁掛けテレビ

テレビを壁に掛けるためには、設置工事が必要です。当然ですが、置き型のままならば追加での工事は必要ありません。そうなると、わざわざお金を出してテレビを壁掛けにするメリットが気になると思います。また壁掛けテレビの設置を前向き考えたとき、「我が家の壁にも掛けられるのかな?」などの疑問も出てくるかもしれません。

本記事では壁掛けテレビのメリットや、テレビを壁掛けにするための設置方法について具体的にご説明してまいります。

1.壁掛けテレビをおすすめする理由

壁掛けテレビ

1-1.見た目がスッキリして、部屋を広く使用できる

昨今のテレビは薄型になっているのにも関わらず、実はテレビ台の奥行きはそこまで大幅に変わっていないのです。そのため既存のテレビ台の上に置くと、けっきょくはテレビに結構なスペースを取られてしまいます。
ですが、壁掛けにすることでテレビまわりのスペースを広めに確保することが可能になります。テレビに接続させているAV機器やゲーム機なども合わせて壁掛け設置をしてしまえば、テレビ台を置いておく必要もなくなります。
見た目がスッキリするのはもちろん、物理的に部屋を広く活用することができるので、ミニマムなお部屋やコンパクトな暮らしにも無理なくスマートに対応させることができます。

昔主流だったブラウン管のテレビとは違い、今のテレビは薄型で軽く、見た目に関してもとてもスタイリッシュになりました。せっかく薄型なのですから、壁にかければお部屋はもっとスッキリと感じられるようになります。
テレビを壁に設置するだけで、お部屋を広く、そしてオシャレに見せることができますよ!

1-2.耐震性が良く、地震などの災害時にも対応させられる

置き型のテレビは大きな揺れなどで倒れてくる可能性があります。特に最近のテレビは薄型かつ大型のタイプが主流であるため、転倒しやすくなってしまっています。多少の揺れでもグラグラと揺れてしまうので、転倒防止対策グッズなどを使用して地震に備えておく必要があります。
しかし実は、転倒の危険というのは災害時だけでなく、普段の生活の中にも潜んでいるのです。たとえばペットを飼育していたり、お子様が元気に走り回ったり、模様替えをしている最中にうっかりぶつかってしまうこともあるかもしれません。
置き型の場合、テレビ台に固定するベルトタイプやテレビ台に貼り付けるマットタイプの転倒防止グッズもありますが、耐震性を最も重視するというのであれば、壁が崩れない限り落ちてくることがない壁掛けテレビがおすすめです。

日常生活の中にもテレビが転倒する可能性やリスクが存在します。そのため、安全面には普段から意識的に目を向けておいたほうが良いと言えるでしょう。また、お子様やペットの手が届かない場所にテレビを掛けておくのは、画面を触るなどのいたずら防止の対策としても有効です。
どのような対策がご自身やご家族のライフスタイルに合っているのかをじっくり考慮してみると良さそうです。

1-3.掃除がしやすくなる

老若男女問わず多くの方が忙しく生活をしている時代だからこそ、家事にかける手間暇は最小限に抑えたいものです。それなのにテレビまわりの掃除って、けっこう大変なのですよね。テレビ台の裏の掃除は特にしにくいので、埃が溜まったままになってしまうことも多く見られます。ただ、埃を溜めたままにしておくのは、衛生面はもちろんのこと安全面でも好ましくありません。その埃が、万が一、火災に繋がらないとも限らないのです。大切な家族や財産をしっかりと守るためにも、テレビをはじめとした家電まわりの掃除は定期的に行うようにしたいものです。

テレビを壁掛けにしてテレビ台を取り払ってしまえば、掃除のしやすさや手間は大幅に軽減されます。お部屋を美しく快適な状態に整えておくためにも、壁掛けテレビは有効な手段です。

テレビを壁掛けにするひと手間を加えるだけで、お部屋の使いやすさやグレードを総合的に底上げすることができます。これこそが最も大きなメリットだと言えるのではないでしょうか。

「壁掛けテレビの設置に興味はあるけれど、具体的になにをすれば良いのかわからない」という人もいると思いますので、次項からはテレビを壁掛けにするための流れをご説明していきたいと思います。

2.壁掛けテレビの設置工事前に確認しておくことは?

リビングダイニングとテレビ

「どんな壁の素材でも設置できるの?」「壁の補強は必要?」「自分でもできる?」など、はじめて壁掛けテレビの設置をするときには、たくさんの疑問がでてくると思います。

テレビの壁掛け設置工事は、ご自身で行うことも可能です。DIYがお好きな方や建築やリフォームなど家の構造などに知識のある方は、ご自身で行う方もいらっしゃいます。また、基本的にはどのような壁にもテレビを設置することは可能です。ただ、設置はそれぞれの壁に適した方法で行うことが基本条件となります。

ご自身で壁掛けテレビの設置工事を行う場合、まず行ってほしいのは、設置を希望する箇所の壁の素材(材質)や柱の構造(壁の内側の構造)を事前に確認しておくことです。
壁の材質によって設置方法が異なるため、設置する壁が石膏ボードなのか、珪藻土なのか、木材なのか、鉄骨なのか、それともコンクリートなのかなどの下調べをしましょう。

2-1.【石膏ボード・珪藻土などの壁】

ドではテレビを支えるだけの強度が足りず、壁ごと剥がれ落ちてしまう危険性があるためです。
取り付けられるのは、石膏ボードの裏に等間隔で入っている柱や間柱の部分です。センサーなどを利用して柱を探し出して金具を取り付け固定します。ただし、石膏ボードの内側に適切な厚みのある補強壁が入っている場合には、柱以外の場所にも設置が可能になります。珪藻土の壁も、感覚的には石膏ボードとほぼ同じです。

2-2.【木材の壁】

木材の壁には、適切な厚みさえあればそのまま設置工事を進めることができます。ただ、厚みや強度が足りない場合には補強工事が必要となります。

2-3.【特殊な素材の壁】

軽量鉄骨やコンクリートの壁など、少し特殊な壁への設置は難易度が跳ね上がります。専門的な知識と経験が必要となる場合も多くありますので、プロにご依頼していただくのが好ましいと言えます。

3.設置工事の前に決めなければいけないことは主に2つ

テレビを掃除する女性

壁の材質などの確認が済んだら、次は設置工事を行うために必要な事項についての検討を行いましょう。
するので、お客様ご自身にも多少のご負担がかかりますが、そのぶん配線や安全面などについて安心して任せることができ、また仕上がりも質の良いものになります。

3-1.使用する金具はどのようなタイプにする?

テレビを壁掛けにするときには、専用の取り付け金具を使用します。大きく分けると「角度固定式金具」と「可動式金具」に分けられます。
角度固定式金具はテレビの角度調節はできないものの、テレビと壁の間の隙間を薄く設置することができ邪魔になりにくいのが特徴です。見た目のスタイリッシュさを求める場合には角度固定式金具を用いるのが良いでしょう。
一方、可動式金具はテレビの角度を調節することができます。上下可動の場合、ソファやイスを買い替えて目線の高さが変わってもある程度なら調節することが可能ですし、左右にも可動させられるものであればテレビを視聴できる範囲が広がります。
ライフスタイルやお部屋の使い方などに合わせた金具を選べば、テレビライフも捗ることでしょう!

3-2.設置工事はセルフで? それともプロにお願いする?

安全性を確保するためにも、壁掛けテレビの設置には壁の素材や材質を確認し、必要に応じて柱や間柱の場所の確認も行うことが不可欠です。
素材(材質)の特性や壁内部の構造を理解した上で、ご自身でDIYを行うのならば全く問題はないでしょう。しかし少しでもご不安に思うことがあるなら、やはり専門業者などにご相談いただくのが良いと思います。

また現在、複数のメーカーからたくさんの種類のテレビが販売されています。その多くが壁掛けに対応していますが、取り付け穴の位置は機種によって異なります。中央に穴が用意されてているものもあれば、上部寄りや下部寄りのものもあります。そのため、金具との相性によってはテレビの上や下から金具の台座部分が見えてしまうというようなことも起こり得ます。
加えて配線やコンセントの位置なども確認しなければなりません。しかし、実際にこれらを全てご自身で行わなければならないのはけっこうな手間と労力がかかります。

ダイニングテーブルと壁掛けテレビ

「材料費だけでテレビを壁掛けにしたい」という方はご自身で行うのが良いと思いますが、「美しい仕上がりと安全を優先して考えたい」という方は、専門業者へご相談ください。
壁掛けテレビの設置工事の専門業者として約10万件の施工実績を積んだ弊社では、仕上がりの美しさやお客様のライフスタイルを考慮した設置箇所や金具などを適切な価格でご提案させていただいております。
難しい作業や面倒な工程は全て、経験豊富な弊社のスタッフにお任せください。お客様の生活をワンランク上げるお手伝いをさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

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