
テレビを壁掛けにするには? 完成までの流れと設置方法を解説します
2024.05.13

スタイリッシュな見た目もさることながら、災害時の安全確保や耐震対策としても優秀な壁掛けテレビ。最近ではショッピングモールや公共施設などでもよく見かけるようになりました。壁掛けテレビが一般的なカタチになってきたことで、「我が家も壁掛けテレビにしたい」と考えている方が増えてきた印象を受けます。
本記事では、テレビを壁掛けにする方法や、設置までの流れをご説明していきます。
1.実は、ほとんどのテレビが壁掛けに対応しています

テレビを壁掛けにしたいと思ったときにまず思い浮かぶ疑問は「我が家のテレビを壁掛けにすることはできるのか? それとも壁掛けに適したテレビを新たに買う必要があるのか?」ということだと思いますが、実は壁掛け専用のテレビがはじめから存在しているわけではなく、普通のテレビをただ壁に設置しているだけなのです。そして、現在流通しているテレビの多くが壁掛けに対応しています。ですので、壁掛けテレビをご希望される多くのご家庭ではテレビ本体を買い替える必要はなく、お手持ちのテレビをそのまま壁に取り付けることができます。必要なのは設置工事を行うことだけ。
とはいえ、ごくまれに壁掛け非対応のテレビもありますので、まずはお手持ちのテレビが壁掛けに対応しているかどうかを確認してみてください。
1-1.【壁掛け対応か非対応かを調べる方法】
1-1-1.インターネットで検索する
テレビの型番はテレビ前面の四隅のどこか、もしくはテレビ背面や説明書などに記載されています。それをもとに「テレビの型番 壁掛け対応」などとインターネットで検索をすれば、対象のテレビが壁掛けに対応しているかどうかを確認することができるでしょう。
1-1-2.メーカーに問い合わせる
お手持ちのテレビの製造メーカーのお客様お問合せ窓口などに問い合わせれば、壁掛けに対応しているか否かを確認してもらうことができます。メーカーに問い合わせる場合、その方法は各メーカーによって異なりますが、多くの場合お問合せフォームが用意されているか電話番号の記載がされていると思いますので、説明書やホームページなどで調べてみると良いと思います。
1-1-3.テレビの壁掛け設置を行っている業者に問い合わせる
テレビの壁掛け設置工事を行っている業者に問合せるのも良いと思います。ご自分で型番を調べる時間がない方や、型番をうまく調べられない方は専門業者に任せてしまいましょう。たとえば弊社にご連絡いただければ、すぐに型番をお調べし、壁掛けができるかどうかのご回答をさせていただきます。
2.設置作業はセルフで? それともプロに任せる?

お手持ちのテレビが壁掛けに対応していることが確認できたら、次は「テレビの壁掛け設置工事を誰が行うのか」を決めなければなりません。
基本的にはセルフで行うのか業者に任せるのかの二択になると思いますので、それぞれのメリットを簡単にご説明させていただきます。
2-1.【テレビをご自身で壁に設置する主なメリットは?】
・コスト(全体的な費用)が安く済む
・好きな時間帯に自分のペースで行うことができる
・ものづくりが好きな方は、自分で行ったという満足感が得られる
2-2.【テレビの壁掛け工事を業者に依頼する主なメリットは?】
・安全性や耐震面での安心感が高い
・ご自分で行うよりもスピーディーで、仕上がりのクオリティも確実
・ライフスタイルなども考慮したプラスアルファの提案をもらえるから、設置場所や取り付け位置の失敗がなく使いやすさが向上する
・テレビに付随するAV機器類の相談や配線の処理も任せられる
・余計な手間や労力がかからず、専門的な知識がなくても大丈夫
両者のメリットを照らし合わせて見てみると、後々のことまで考えるのであれば業者に任せるのが安心感は強そうだということがお分かりいただけたのではないかと思います。しかし、「DIYの経験も専用の工具もないけれど、それでもどうしても自分でチャレンジしたい」という方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合には(壁掛けとは少し異なりますが)市販のテレビスタンドなどを活用してみるのも良いかもしれませんね。
3.壁掛けテレビ設置の流れと注意点は?

テレビの壁掛け工事は、大きく3つの工程に分けることができます。
まずはテレビの背面にブラケット(専用の金具)を取り付けます。次に、テレビ金具本体を壁に設置します。そして最後に、壁に取り付けた金具にテレビを固定して終了となります。
(※セルフでもプロが設置するのでも、基本的な作業内容は同様です)
作業方法自体はシンプルに感じられるかもしれません。しかし、壁の種類によって工事の難易度は大きく異なります。
「DIYが得意で、自分自身の手で設置工事を行いたい」など、どうしてもセルフで行いたいという理由がない場合には、やはり専門業者に任せてしまうのが確実だと思われます。
最近主流の大きなテレビは薄型とはいえ、けっこうな重量があるため、持ち上げたときに安定性を欠いてしまうようなこともないとは言い切れません。もしDIYなどで壁掛けテレビを取り付ける場合には、ひとりではなく必ず複数人で作業するようにするなど、作業中のケガを防ぐことにも目を向けるようにしてください。
4.壁の状態や経験・スキルによって、工事の難易度が大きく異なります

壁掛けテレビを設置する際には、壁掛け金具が壁から外れてしまわないようにしっかりと固定する必要があります。たとえば現在は多くのご家庭で石膏ボードの壁が採用されていますが、この場合、下地の中にある柱を探して取り付けることが大前提となります。ご自宅の図面を見ながら、照らし合わせて確認したり、柱の位置を事前にしっかりと確認するなどの下準備をしっかりと行うことがその後の安心感につながりますが、これをご自分だけの責任において行うとなると、人によってはけっこうな負担に感じられるかもしれません。また専用の工具などをお持ちでない場合には、それらを揃えるだけでもそれなりの費用がかかってしまうことも、ハードルを上げる要素のひとつになりそうです。
壁掛けテレビ設置工事の難易度は、DIYの経験や壁の構造をどの程度把握できているかどうかによっても大きく異なります。前項でもご説明しましたが、テレビを壁掛けにする設置工事はDIYなどに慣れている人であればご自分で行うことも可能です。しかし、安全性や耐震などの面を考えるならば、ご自身で行うよりもプロの設置業者に任せてしまうほうが安心感の高い仕上がりになるでしょう。壁掛けテレビは後々まで長く使うものですので、設置工事をご自身で行うのか、それとも業者に依頼するのかを決める際には、仕上がりのクオリティ、そして安心や安全面のことなど総合的に考えて判断することをおすすめします。
5.壁掛けにしたテレビは、どのような使い方を希望されますか?

皆様が「テレビを壁掛けにしたい」と考える理由はなんでしょうか?
テレビ台を処分したいから、テレビ台の上に置くよりも壁掛けにしたほうがスタイリッシュだから、転倒のリスクが減り災害時などでも安心感があるから、部屋を広く使いたいから、テレビを部屋のどこからでも見れるようにしたいから……など、さまざまな理由があると思います。
皆様のご希望を叶えるためにはテレビ金具選びがとても重要となってきます。使用する金具によってテレビの動き方・設置方法・テレビと壁までの薄さ(距離)などが全く異なるからです。つまり金具選びひとつで、使用感や壁掛けテレビの表情、ひいては部屋の雰囲気がガラリと変わってくるということです。

たとえば、壁とテレビの設置距離をできるだけ近づけたいのであればシンプルな薄型の固定タイプの金具が良いでしょう。しかし視聴場所が限られるのが嫌だという場合には、左右首振りタイプや上下首振りタイプ、前後に伸縮するタイプの金具を選ぶことをおすすめします。
「壁掛けテレビ」とひとくくりに言っても、テレビの使い方やライフスタイルにおけるテレビの比重はご家庭ごと、また個人ごとに異なります。ご自身のライフスタイルをしっかりと考慮した上で工事に取り掛かることが、壁掛けテレビの視聴のしやすさにつながっていくのです。
弊社では皆様のご希望やライフスタイルなどをしっかりとヒアリングさせていただき、プロの視点から、お客様にとって最善の壁掛けテレビの設置方法をご提案させていただきます。また、DVDプレーヤーやゲーム機器などのテレビに接続させている電子機器類や、テレビまわりの配線のご提案なども、お客様のご希望やご要望を伺いながら真摯に向き合わせていただきます。
より詳しいご説明をご希望される方は、ぜひお気軽にお問合せください。