賃貸でもOK!壁に穴を開けないでテレビを壁掛けにする方法

2024.06.09

壁掛けテレビ

壁掛けテレビの設置方法といえば「壁に穴を開けて、専用の取り付け金具を取り付ける」のが一般的な方法であり、実際にそのようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
しかし賃貸物件にお住まいの方は壁に大きな傷をつけるのは難しいですし、仮に持ち家だったとしても「壁に穴は開けたくない」という場合もあると思います。
さて、壁に穴を開けないでテレビを壁掛けにする方法はないものでしょうか?

1.テレビを壁掛けにするためには、専用金具を使用した下準備の工程が必要

壁掛けテレビ

壁掛けテレビはその見た目のスマートさやスペースの有効活用という有益性はさることながら、災害時の転倒防止策となるなど、なにかと災害の多い昨今の日本における安全性という観点からも注目を集めています。

しかし、壁掛けテレビは「思い立ったが吉日」での設置ができません。残念ながらテレビを壁掛けにするためには、ちょっとした下準備が必要です。テレビを用意するだけですぐに設置できるわけではないのですね。
基本的に、現在販売されているテレビの裏面には壁掛けにするときに使用するための穴が空いています。この穴に専用の取り付け金具をネジで取り付け、壁の方に取り付けておいた専用金具にドッキングさせるように設置します。この作業をして初めて、置き型タイプのテレビを壁掛けテレビとして使用することができるようになります。

2.“壁に穴を開ける”ことが壁掛けテレビ最大級のハードル

壁掛けテレビ

前項でご説明した通り、テレビを壁掛けにするためには専用の金具を使用する必要があります。この金具は、片方は壁に取り付け、もう片方はテレビ本体に取り付け、最終的にそれらをドッキングさせて使用します。
ここで気になるのが、“壁に金具の一方を取り付ける”ことでしょう。「それってつまり、壁に穴を開けて金具を取り付けるってこと?」と思った皆様、ご明察。その通りです。テレビを壁に取り付けるために、“壁への金具取り付け”というのは避けては通れない工程です。

しかし、インターネットを調べてみると「テレビ 壁掛け 穴開けない」と調べている方が大勢いらっしゃることがうかがえます。現在、家の在り方は多様化しており、個人契約での賃貸住宅、社宅、シェアハウスなど壁に穴を開けられない方もいれば、仮に持ち家であったとしても「大切な家の壁に穴を開けたくない」「今後投資用に使用する可能性を見越してキレイな状態にしておきたい」「子育て中で部屋の使い方がまだ定まっていない」など、さまざまな理由から壁への穴開けを躊躇することもあると思います。そう、壁掛けテレビ最大のハードルのひとつが“壁に穴を開けること”なのです。

3.壁に穴を開けずに、壁掛けテレビを設置する方法は?

壁掛けテレビ

壁に穴を開けたくない、もしくは開けられない場合、壁掛けテレビを設置することはできないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。もちろん壁に穴を開けずにテレビを壁掛けにする方法はあります。

3-1.テレビを取り付けるための柱を用意する

たとえば2×4の木材を壁に沿わせて柱に見立て、そこに金具を取り付ければ壁へのダメージは一切ありません。この木材の柱も壁に直接取り付けるのではなくラブリコやディアウォールといった市販のジョイント金具を使用すれば、壁や天井、床などに穴を開ける必要はなくなります。

3-2.壁を造作する

柱ではなく、壁ごと造作してしまうのもひとつの手です。その壁自体に厚みを持たせ、キャスターなどを用いて可動式にすることで棚のようにして活用することもできます。

3-3.突っ張り式のテレビスタンドを活用する

DIYが苦手な方や時間が設けられない方は、市販のテレビスタンドを使用するのも良いでしょう。ホームセンターや家電量販店、通販でも販売されているなど、比較的手軽に入手できる点もメリットだと言えるでしょう。

4.壁掛けテレビを設置するにあたり気をつけるべきこと

壁掛けテレビ

実は上記3つの取り付け方法は、すべてご自分で行うことができます。必要なのは、専用の金具と工具、時間と労力、そしてDIYや工事に対する知見です。さて、これを踏まえた上で、自分で作業を行う際に必ず注意してほしいことをお伝えします。どれも安全面に関わる内容ですので、ぜひ一度確認してみてくださいね。

3-1.壁の材質を確認し、下地の場所を確認してください

設置希望箇所の壁はどのような材質でできているでしょうか? 最も一般的な材質は石膏ボードだと思いますが、家の壁が石膏ボードだという場合は特に下地の場所をよく確認してから作業に取り掛かるようにしてください。石膏ボードは強度が弱く、重量のあるものを引っ掛けるのには不向きです。ではどこに金具を取り付けるのかというと、壁の中を等間隔で通っている間柱に取り付けます。柱は木材ですので、これを利用することでしっかりとした強度が保たれます。

3-2.テレビ本体と壁の隙間について考慮してください

壁掛けテレビは壁とテレビ本体との隙間が狭いため、コード類など配線の抜き差しがしにくくなってしまうこともあります。テレビ本体と壁との隙間が狭すぎると、AV機器類やゲーム機器などとの接続をはじめ、HDMI端子の入れ替えなどを行う場合にも支障が出る可能性があります。
テレビを壁掛けにする際には、壁とコードが干渉し合わないように、じゅうぶんな隙間を設けるように設置するように気をつけましょう。

3-3.テレビの取り付け位置は慎重に決めてください

壁掛けテレビの設置工事で最も慎重にならなければいけないことの要素のひとつが、場所決めです。
壁掛けテレビは、一度場所を決めたら簡単に配置換えをすることができません。絶対に変えられないということはありませんが、テレビを外すと壁に空いた穴が目立ってしまうので、位置を変える際には壁の補修が必要になります。実際に使用しているうちに「もう少し違う位置に設置すればよかった」などと思っても後の祭り。壁掛けテレビの移動はけっこう大掛かりな作業となってしまうので、テレビの取り付け位置は部屋の使い方なども考慮した上で慎重に決めることをおすすめします。

5.悩んだときは専門業者に相談がおすすめ。簡単に快適な壁掛けテレビ生活を送りましょう

設置の様子

壁に穴を開けないで壁掛けテレビを設置することはじゅうぶん可能です。しかも、壁掛けテレビ設置の工事はDIYで行うことができます。DIYへの知見があり、専用の工具などを所有していて、なおかつ低コストでの施工を考えている方はご自身で取り付け工事を行うのも良いでしょう。ただこの場合、安全面への配慮はじゅうぶんに確認しながら作業をすすめるようにしてください。金具の取り付け箇所が悪かったり、ネジの緩みなどがあるとテレビが落下してしまう可能性もないとは言い切れません。

もしご自身での施工が難しそうだと感じた場合には、一度専門業者に相談してみることをおすすめします。ご相談やお見積りを無料で行っている業者も多いので、相談のハードルは比較的低いと思いますよ。ちなみに当社は1988年の創業以来、壁掛けテレビ設置工事のパイオニア企業として多くのお客様のニーズやご希望を叶えてまいりました。施工実績も非常に豊富で、その数は年間7,000件以上。安全性の高い壁掛けテレビの設置工事をスムーズかつ低コストで行えるのが自慢です。作業時間もたったの数時間なので、お客様のご負担は最小限で済みます。また、当然技術面だけでなく、壁掛けテレビをおしゃれに設置するためのロジックやテクニックにも自信があります。

「壁掛けテレビを安全に取り付けて、耐震対策として使用したい」「より安全な場所にテレビを設置するため、まずは相談から始めたい」「せっかく壁掛けテレビにするなら、安全なだけでなくおしゃれに取り付けてほしい」など、壁掛けテレビのお悩みをお持ちのお客様はぜひ当社までご連絡ください。ご希望やご予算、ニーズに合わせてベストなご提案をさせていただきます。
もちろん「壁に穴を開けずにテレビを壁掛けにしたい」というご相談も承りますので安心してお問い合わせくださいね!

壁掛けテレビの設置でお悩みの方はWall Designまでご相談ください。
それぞれのお客様にベストなご提案をいたします。
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