壁掛けテレビの安全性は?安心して使い続けるために抑えたいポイントとは
2024.07.09
部屋をすっきり見せたい、部屋のスペースをできるだけ広く使いたいという方は、テレビを壁掛けにするのは非常に魅力的な設置方法だと思います。しかし、テレビを壁掛けにするにあたり、「壁掛けテレビって安全なのかな?」「リスクやメリット・デメリットを知りたい」など、いくつかの不安や疑問も頭に浮かぶかもしれません。本コラムでは、壁掛けテレビの安全性や、安心して使い続けるために抑えたいポイントについてご説明していきたいと思います。
1.“テレビ台を置かない”という選択。壁掛けテレビのメリットは?
最近では「そもそも家の中にテレビを置かない」ことを選択する方も一定数いらっしゃるようですが、それでもまだまだテレビを置いているご家庭の方が大多数でしょう。はじめに、壁掛けテレビのメリットについてお話させていただきます。
1-1.生活感が軽減した、スタイリッシュな部屋にできる
昔のテレビはブラウン管でしたから、大きさも厚みもあり、とても存在感のあるサイズ感の電化製品でした。しかし昨今のテレビは薄型になり、インテリアにも馴染みやすいデザインのものが主流となっています。ですので、もちろんテレビ台の上に置くだけでもそれなりにスタイリッシュにみせることはできます。ただ、ワンランク上の見た目やインテリアをつくりたいというような場合には、“テレビ台の上に置かれたテレビ”は、少々生活感を感じさせてしまう要素になってしまう可能性があると言えます。
生活感を消すためにはどうすれば良いのでしょうか。答えは簡単、テレビを壁掛けにしてしまえば良いのです。テレビ画面に静止画や動画を写しておくことで、絵画やデジタルアートを飾っているかのように見せることもできます。おしゃれな部屋づくりへの第一歩として、壁掛けテレビはとても良い選択だと思いますよ。
1-2.スペースの有効活用。部屋を広く使うことができる
「もう少しリビングが広ければ…」「もっと大きな家ならよかったのに…」などという声を耳にすることもありますよね。日本の家事情として仕方ない部分はありますが、スペースや空間の狭さや窮屈さに悩んでいる方もいらっしゃると思います。床面積を少しでも広くしたいのであれば、テレビを壁に掛けてしまうのが良いでしょう。洗濯機や冷蔵庫、テーブルやソファーなど、家の中には宙吊りにできない家具や家電がたくさんあります。これらはどれも必要なものだけれども、床に置いておくしかないものばかりです。しかし、テレビは違います。壁掛けにすることができる家電です! 床に置かなくても良いものは、どんどんフロートにする。テレビを置き型から壁掛けにするだけで、だいぶ部屋の使い勝手が変わると思いますよ。
1-3.災害時の身の安全確保の一要素となる。誤ってテレビを転倒させるリスクもない
地震などの災害が起きた場合、揺れの大きさによってはテレビが転倒したり、滑って飛び出してくるような動きをすることもあります。これは薄型テレビであればある程度仕方のない現象です。しかし、あらかじめテレビを壁掛けにしておくことで(壁が崩壊するレベルの地震ではない限り)このリスクを軽減させることができます。
また、日常生活の中にもテレビを転倒させてしまうリスクは潜んでいます。たとえばテレビまわりやテレビ裏の配線の掃除をしている際に誤って転倒させてしまう、お子様やペットがテレビのまわりで遊んでいる際の転倒リスクもゼロではありません。しかし、いずれもテレビを壁掛けにしておけば未然に防ぐことができます。ご自身の身の安全、ご家族の身の安全を考えたときにも、壁掛けテレビは有効な手段だといえるでしょう。
2-1.壁に穴を開けなければならない
壁掛けテレビは基本的には壁に穴を開けて金具を取り付け、その金具とテレビを接続するように設置します。どうしても壁に穴を開ける必要があるので、「壁を傷つけたくない」「賃貸物件なので壁に穴を開けることができない」という方には大きなデメリットに感じられるかもしれません。
ただ後付けの柱や壁を設置するなど、既存の壁に穴を開けずにテレビを壁掛けにする方法もあります。壁に穴を開けたくないという方は、そのような方法を検討してみることをおすすめします。
2-2.好きな場所に設置できない可能性がある
壁の材質やスペースの問題次第では、ご希望の箇所にテレビを設置することができないこともあります。たとえば、取り付けたい壁よりもテレビのサイズの方が大きかったり、石膏ボードのみの壁部分には強度的に設置することができません。「石膏ボードの壁でも壁掛けテレビが取り付けられているのを見たことがあるよ」という方もいらっしゃると思います。たしかに表面上では石膏ボードの上に取り付けられているように見えるのですが、実はあれは、その下にある柱部分に金具を取り付けているのです。柱が通っていない部分に設置することができないので、”設置したい箇所を若干ズレてしまう”こともあります。
ただこちらも壁掛けテレビ設置を専門としている業者などに相談すれば代替案を提案してもらえますので、悩んだときにはプロに相談することも選択肢のひとつとしてあるということを覚えておいてください。
2-3.設置のために費用がかかる
ご自身でDIYされるとしても、工具代や材料費、DIYをする時間など、どうしても費用や手間がかかります。また、専門業者に依頼する場合には材料費に加え、工事費用や出張費なども発生します。これはテレビをただ置くだけあれば、必要のないお金です。
しかし、安全性や見た目の美しさなど、費用が発生するだけの価値があると判断された場合には決して無駄な出費にはならないと思います。
3.壁掛けテレビを安全に使うためには?
壁掛けテレビのメリットとして安全性が高いとお話ししましたが、場合によっては安全性を確保しきれないこともあります。金具の経年変化などにより生じるリスクもあります。たとえば、ネジのゆるみ。特にDIYに不慣れな方がご自分でテレビ設置をする場合、ネジがゆるみやすいこともありますので、定期的に(とはいえ、そこまで頻繁に気にする必要はありませんが)ネジがゆるんでいないかどうかを確認しておくと安心です。また大きな揺れなどがあり、家の壁自体が動くようなことが続いた後などにも、ネジが緩んでいないかどうか一度確認してみると良いでしょう。
4.壁掛けテレビを安全に設置するために、意識したいこと
たとえばエアコンも壁に取り付けられている家電ですが、滅多なことでは落下しませんよね。壁掛けテレビも同様です。そこまで神経質に落下についての心配をする必要はありません。
テレビを壁掛けにするための作業を行うときには「ネジ穴の数と形」「テレビ配線の干渉」「テレビ背面の段差」「使用する金具の適性重量」などについてしっかりと確認しておけば、壁掛けにした後も安全に使い続けることができるでしょう。ただ、より確実な安全性を求めるのであれば、プロの設置業者に依頼するのが良いと思います。
たとえば当社は1988年の創業以来、さまざまなお客様のニーズやご希望を叶えてまいりました壁掛けテレビ設置工事のパイオニア企業です。年間7,000件以上という施工実績をもち、安全性の高い壁掛けテレビの設置工事はもちろんのこと、壁掛けテレビをおしゃれに設置するためのロジックやテクニックにも自信があります。これはお客様にとって大きな安心材料となるのではないでしょうか。
「壁掛けテレビを安全に取り付けて、安心して使い続けたい」「より安全な場所にテレビを設置したいから、まずは相談から始めたい」「せっかく壁掛けテレビにするなら、安全なだけでなくおしゃれに取り付けてほしい」など、壁掛けテレビのお悩みをお持ちのお客様はぜひ当社までご連絡ください。お客様のご希望やご予算、ニーズに合わせた提案をさせていただきます。
壁掛けテレビの設置工事・取り付け工事をお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談いただければと思います。
それぞれのお客様にベストなご提案をいたします。