賃貸物件で、テレビを壁掛け設置する際の注意点は?
2024.07.09
「壁掛けテレビは持ち家でなければ設置できないのではないか」と思われている方もいらっしゃるようですが、実は賃貸の物件でも取り付け可能です。
もちろんお住まいの賃貸物件の規定などによって制限の度合いは異なりますが、それでも「絶対に施工できない」物件は稀です。
1.賃貸物件でテレビを壁掛けにする際に確認することは?
賃貸物件にお住まいになりながらも、「テレビを壁掛けにできたらいいな」と思う気持ちを多かれ少なかれ抱いたことがあるという方も、当然いらっしゃると思います。
「でも我が家は賃貸だから無理だよね」と諦めてしまうのはもったいないと思いますよ。なぜなら、方法によっては賃貸物件でも問題なく“テレビを壁掛けにすることができる”のですから。
ただ、賃貸物件というのはあくまでも大家やその建物のオーナーから借りているスペースなので、各々細かな制約や制限があることが多くなっています。持ち家ならばどこの壁に穴を開けようとも個人の自由ですが、賃貸物件の場合そうはいきません。自分の一存で壁に穴を開けるわけにはいきませんので、まずは契約書類や規約について記載された書類をしっかりと確認していきましょう。
それらを確認してもよくわからない場合、もしくは不安点や不明点がある場合は管理会社や建物の大家・オーナーに連絡を取ってみると良さそうです。
2.壁に穴開けOKな賃貸物件の場合の壁掛けテレビの設置方法
壁掛けテレビというのは、通常多くのメーカーから販売されている薄型テレビと規格のあう専用金具を使用して壁に固定します。当然ですが壁の方にも専用金具を取り付ける必要があるため、壁の複数箇所にビス穴の傷がついてしまうのがネック。
ただ、壁に穴を開けても良い賃貸物件の場合は事前に特別な工程などは必要なく、テレビを壁に直接設置することができます。しかし、テレビを希望の場所に取り付けられるかどうかは壁の材質によりますので、そのあたりはご自身で見極めるか、プロの設置業者に相談するのが良いでしょう。
ただし、賃貸物件の場合テレビの配線を壁の内部に隠してしまうくらいの大きな穴は開けられないことも少なくありません。配線がまとまっていないと「せっかくテレビを壁掛けにしたのにいまいちスッキリ見えない」「イメージ通りのオシャレな部屋にならなかった」などということになりかねませんので、配線カバーを使うなど、配線の隠し方についても考えておくことをおすすめします。
3.壁に穴開けNGな賃貸物件の場合の壁掛けテレビの設置方法
多くの場合、賃貸物件においては壁に穴を開けることはNG。しかし実は、家の壁に穴を開けなくてもテレビを壁掛けにすることは可能です。その方法は、とてもシンプル。「柱や壁を増設すれば良い」のです。自分で用意した柱や簡易壁ならばいくら傷をつけても問題ありません。もちろん、柱や簡易壁を設置するときに壁に直接釘を打ちつけるようなことはできませんが、たとえば2×4の木材とラブリコやディアウォールといったDIYでお馴染みのアイテムを活用すれば、簡単に柱や壁を増やすことができます。もし壁を増設するなら、実際にある壁との間に少し隙間を持たせておけば、配線類をそこに隠してしまうこともできますよ。
そのほかの方法としては、ホチキスで壁に固定するタイプの専用金具を使用するのも手段としては有効です。というのも、賃貸物件においては「生活する上で、小さな穴(画鋲の穴など)が壁に開くのはある程度は仕方ない」と認められることが多いからです。
もちろん専用金具を取り外した際にはホチキスの芯のあとが残りますが、ごくわずかな大きさの穴であれば、壁を傷つけても問題なく原状回復できると思われます。契約時の規約を確認した上で、「どうしても部屋の壁にテレビを取り付けたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
4.テレビスタンドを活用するのも、ひとつの手段としてアリ
「壁掛けテレビにしたいけれど、柱や簡易壁の増設はしたくない」「壁にはたとえ小さな穴であっても絶対に開けたくない(開けられない)」などの場合は、テレビスタンドを利用して壁際に寄せてしまうというのもひとつの手です。
ギリギリまで壁際に寄せることができるので、テレビボードを置くよりも部屋を広く使うことも、スタイリッシュにみせることもできます。
ただ、テレビスタンドは壁に固定するものではありませんので、耐震や転倒という観点から考えると壁掛けテレビのほうが安全です。「耐震など災害時の備えとしてテレビを壁掛けにしたい」「子どもやペットのいたずら対策として転倒しないように固定したい」などの場合は、軍配は壁掛けテレビにあがります。
5-1.まずはお手持ちのテレビを調べてください
現在販売されている多くの薄型テレビは壁掛けに対応していますが、中には壁掛けに対応していないテレビもあるので、始めに確認しておきましょう。メーカーのホームページなどで型番を確認すれば壁掛けに対応しているかどうかを調べることができます。調べてもわからない場合は、メーカーのお問い合わせフォームなどに連絡すれば教えてもらうことができるでしょう。
5-2.テレビを設置したい壁を調べてください
たとえば壁にテレビを設置する場合、壁の材質によっては希望の場所に設置できないこともあります。たとえば石膏ボードの場合は間柱にビスを打ち込む必要があるため、柱が通っている場所によって、希望の設置場所とは少し位置がずれてしまうこともあり得ます。
また、壁の材質によってはDIYを行うのが難しいものもあります。
5-3.ニーズを満たす専用金具を選びましょう
ひとくくりに専用金具といっても、首振りが可能はアームタイプや壁の近くに設置できるスリムタイプなど、金具の種類は複数あります。
できるだけ壁の近くに(絵画をかけるようなイメージで)設置したいのか、上下左右に動かせた方が良さそうか、ご自身のライフスタイルやニーズに合わせて検討すると設置後の満足度が上がります。
5-4.施工時の安全に気をつけてください
安全確保にはじゅうぶん注意してください。重量のある作業工程も多いので、複数人で行うことを推奨します。
柱や壁を新たに増設する場合、強度についてはしっかりと確保するようにしてください。ある程度重量のあるテレビを取り付けるわけですから、日常的に安全に使用し続けるためにも強度は非常に重要な要素となります。
また、ある程度の時間を確保しておくことも大切です。DIYに相当慣れている人でない限り、ある程度まとまった時間を確保しておいた方が良いと思われます。
6.専門業者へ依頼するのも有効な手段
DIYの注意点を読んだ上で、「ちょっと大変そう」「まとまった時間を確保するのは難しい」と思った方もいらっしゃると思います。そのような場合は、壁掛けテレビ設置の専門業者に依頼してしまうのも有効な手段です。
たとえば当社では、ご相談から施工までをワンストップで行うため、スピーディーかつ低コストでの対応が可能です。さらに工事終了から1年間の工事補償もついているため、安心してご使用いただくことができます。
さらに1988年の創業以来、年間7,000件以上という豊富な施工実績がありますので、賃貸物件の施工でもお客様のご希望を叶えるご提案をさせていただくことが可能です。
壁掛けテレビの施工設置において、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。どのような細かなご相談にも真摯に向き合い、丁寧に対応させていただきます。
「賃貸物件だから」という理由で壁掛けテレビにするのを諦めていた方は、ぜひこの機会にご検討してみていただけたらと思います。
それぞれのお客様にベストなご提案をいたします。