テレビを壁掛けに。部屋の角に設置するメリット・デメリット
2024.08.25
生活感を減らすことができる、部屋を広く使うことができるなど、そのおしゃれでスタイリッシュな見た目はもちろんのこと、地震などの災害時の耐震対策、転倒リスク軽減などの安全対策としても注目度の高い壁掛けテレビ。
壁掛けテレビと聞いてパッとイメージするのは、おそらく“平面の壁”に設置されている様子だと思います。しかし今現在テレビを置いて使っている方の中には、部屋の角にテレビを設置している方もいらっしゃると思います。そこで今回は「部屋の角に壁掛けテレビを設置したい人」に向けた内容をお届けします。
1.壁掛けテレビを部屋の角に設置することは可能?
まず、壁掛けテレビを部屋の角に設置することが可能かどうかという点からお伝えしていこうと思います。答えはYES、もちろん可能です。コーナー専用の金具を使用することで、部屋の角にテレビを取り付けることができます。
お部屋の形、スペース、家具の配置などさまざまな条件から、「部屋の角にテレビを設置したい」とご希望される方も一定数いらっしゃいます。
壁掛けテレビというと、平面の壁にピッタリと貼り付けるように設置されている様子をよく目にすると思いますが、壁掛けテレビを部屋の角に設置することを「コーナー設置」とも言い、ちゃんとした設置方法・設置場所のひとつとして認識されている場所なのですよ。
2-1.デッドスペースを活用できる
部屋のコーナー部分は、比較的デッドスペースとなりやすい場所です。部屋の面積があまり広くない場合、少しでも無駄なスペースは潰しておきたいですよね。当然インテリアや家具の配置との兼ね合いもありますが、テレビを部屋の角に設置することでスペースを有効に活用することができるようになります。
また、たとえばテレビまわりにAV機器類を複数台設置したいという場合は、テレビの下にテレビ台を設置することもあると思います。そうなると、せっかくテレビを壁掛けにしたのにけっきょくはテレビ台を排除しきれず、思ったようにスペースを有効に活用できないということもありえます。しかしコーナー部分のデッドスペースをうまく活用すれば、そこまで邪魔にならずにAV機器類を収納することが可能になります。部屋の角というのは、普段は使いにくい場所ですが、工夫して上手に活用すれば使いやすくなる場所でもあるのです。
2-2.視聴範囲が広くなる
部屋の角にテレビを配置することで、通常の壁に設置するよりも視聴可能範囲が広がります。部屋の中で(どこかの方向に向かって)真っ直ぐに設置するのではなく斜めに設置するため、どの角度からもテレビ画面が見やすくなります。視聴人数が多い(家族全員でテレビを見ることが多い)、部屋のどこにいてもテレビを見ていたい、体を動かすゲームをプレイしたり映像を見ながら宅トレを行ったりすることが多い、部屋の中心にリビングテーブルやダイニングエリアを設けている(食事やリラックスタイムはたいていテレビをつけている)などの場合、よりメリットを感じることができるのではないでしょうか。視聴範囲をより広げたい場合、上下左右に角度を調整できるアーム式の専用金具を使用することで、より快適さが増すはずです。
3-1.テレビ台を置く場合、ものによってはスッキリした見た目が損なわれる可能性がある
テレビ台を置く場合、テレビ台もあわせてコーナー用のものにしないと、チグハグな見た目になってしまう可能性があります。テレビを部屋の角にフィットさせる形で設置するので、形の合わないものを置くと見た目が悪くなってしまうことがあるのです。
テレビ台を置かない場合は、配線をテレビの裏に隠したり、AV機器類の置き場もしっかりと考えてあげると良さそうです。
3-2.家具の配置、窓からの光の入り具合を計算する必要がある
窓から差し込む光線の量や角度によっては(時間帯によって)画面が見えにくくなってしまうということも考えられます。これは部屋の角に設置するときだけでなく、すべての場合に共通して言えることですが、壁掛けテレビを設置する際には窓の位置や家具の配置などに気をつける必要があります。
3-3.壁にピタリと貼り付けるように取り付けることはできない
コーナーに設置するので、テレビが浮き出るようなイメージでの設置となります。いわゆる “額縁を取り付けているかのように”、壁にピタリと貼り付けるように設置することはできません。ただこれも使用する金具によっては、テレビ本体を平面の壁に設置しておき、アームを伸ばすことで画面を角に移動させるというようなこともできますので、もしテレビと壁の間の隙間をできる限り薄くしたいという場合には、専門業者に相談してみると良いでしょう。
4.テレビの高さはどれくらいが適切?
壁掛けテレビを部屋の角に設置するときに悩むのがテレビの高さではないでしょうか。「低すぎるとインテリアの邪魔になるかな?」「高すぎるとバランス的に変かしら?」など、さまざまな疑問が出てくると思いますので、参考としてテレビの高さとしてちょうど良いとされている位置についてお伝えしていくことにします。
4-1.リビングに壁掛けテレビを設置する場合
リビングに壁掛けテレビを設置する場合は、テレビ画面の中心が目線よりも下の位置になるようにすると疲れにくいとされています。通常の姿勢では顔(首)はやや下方向を向いているので、やや下寄りに設置すると姿勢的にも負担が少なくなります。
4-2.ダイニングに壁掛けテレビを設置する場合
ダイニングセットはソファよりも背が高いことが多いので、少し高い位置に設置してしまって問題ないでしょう。ソファと同様の高さに取り付けてしまうと、下を向いて視聴し続けなければいけなくなり、姿勢の乱れや疲労感につながりやすくなってしまう可能性があります。
5.テレビを壁掛けにして、部屋の角まで有効に活用しましょう
「テレビを斜めに設置して部屋のデッドスペースを有効活用したい」「テレビ台を置かず、部屋を広く使いたい」などのお悩みは、壁掛けテレビを部屋の角に設置することで叶えることができます。
ただ、テレビを壁掛けにする際に注意しておかなければならないことがあります。これは部屋の角に設置するからというわけではなく、すべての壁掛けテレビの設置において言えることですが、一度テレビを壁に取り付けてしまうと、気軽に位置をずらすことが難しくなります。施工の前にしっかりとイメージを決めておかないと後悔につながりかねませんので注意してください。とはいえ、「自分たちだけではイメージを決めきれない」ということもあるかと思います。そのようなときは壁掛けテレビ設置の専門業者に相談してみることをおすすめします。
ちなみに年間7,000件以上という豊富な施工実績をもつ当社では、これまでの知見を活かし、プロの視点から設置場所や位置のご相談に対応させていただいております。おかげさまで、1988年の創業以来、多くのお客様から喜びの声をいただいております。設置位置のご相談、金具選び、コンセントや配管計画のご相談、そのほか壁掛けテレビの施工設置において気になる点やご不明な点がございましたら、どのようなことでもお気軽にご相談いただければと思います。
また、当社ではご相談から施工までをワンストップで行うため、スピーディーかつ低コストでの対応が可能となっております。さらに工事終了から1年間の工事補償もついているため、安心してご使用いただくことができます。
壁掛けテレビの設置工事をお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
それぞれのお客様にベストなご提案をいたします。