夢と希望がたくさん詰まった新築マイホーム。新築を建てるとなったら、そのときは間取りだけでなく、家具やインテリアにもこだわりたいと考えている人も多いのではないでしょうか。ステイホーム真っ只中だった時分から、家時間を充実させることに対する注目度が上がりました。そしてステイホームが終わった今でもその傾向は健在。

本コラムでは、新築時に壁掛けテレビを設置するにあたり、後悔しないための方法をご説明していきます。

１.新築におけるテレビ壁掛けで後悔しやすいのは

新築物件への転居は、置き型から壁掛けにする絶好のタイミングともなりえます。しかし、中には「憧れの壁掛けテレビ生活が始まったのに、思っていたのと違った」と後悔する人もいるようです。新居で始める壁掛けテレビ生活を自分たちにとって「最高だ」と感じられるようにするために、まずは新築におけるテレビ壁掛けで後悔しやすいポイントを把握しておいてくと良さそう。
新居のテレビ壁掛けにおいて後悔しやすいポイントとしてよく耳にするのは、【収納スペース・配線・壁のキズ・設置場所】です。さて、それではさっそくこれらの事柄についてひとつずつご説明していこうと思います。

1-1.収納スペース問題と、その解決策について

テレビまわりの収納スペースが自分たちの暮らしに合っていないと、使いにくさを感じる原因にもなり得ます。テレビ本体だけ設置できれば良いので収納スペースは特になくても問題ないという人もいれば、DVDプレーヤーを置きたい、ゲームも接続させたい、スピーカーを繋ぎたい、DVDやゲームソフトのコレクション棚を近くに設置したい場合もあるでしょう。テレビのまわりに置いておきたいものはその人（あるいはそのご家庭）によって異なるものです。

壁掛けテレビには収納台がないため、自分たちの暮らしに合わせた収納スペースを確保しないと、「壁掛けテレビのスッキリした見た目に憧れていたのに、なんだか余計にゴチャついて見える……」なんていう事態を引き起こす可能性があります。

●こうして解決！
まずはテレビまわりに配置したいAV機器やアイテムなどがどれくらいあるかを把握しましょう。その量に合わせてフロートタイプの棚を別途増設したり、テレビボードを配置するなどの対策をすると良さそうです。

1-2.配線まわりの問題と、その解決策について

テレビを稼働させるためには電源ケーブルやアンテナケーブル、場合によってはインターネットに接続するためのLANケーブルや各種AV機器類を接続するUSBケーブルなど複数本のケーブル接続が必要となります。
しかしこれらの配線類をそのまま剥き出しにしておくと見た目のスタイリッシュさが損なわれてしまいます。配線の処理にまで気を配らないと「スタイリッシュな見た目にしたかったのに、配線が丸見えで格好悪い」と後悔することになるかもしれません。

●こうして解決！
最もスッキリ見せる方法は、壁の中に壁の中（壁の裏）に通して隠してしまう方法でしょう。配線類が表に出ていないのでスッキリ見えるのはもちろん、コードに溜まったホコリ掃除をする必要もなくなります。
そのほか配線の目隠しカバーを活用してケーブルそのものを目立たせなくするという方法もあります。壁の中を通すよりも目立ちますが、配線工事の金額的としては前者よりも安価に仕上げることができます。

1-3.壁のキズについての問題と、その解決策について

せっかく手に入れたマイホーム。これから何十年も暮らしていく家ですから、大切に、丁寧に使っていきたいですよね。最初のうちはとくに「壁に穴を開けたくない」「床や壁にキズやシミをつけなくない」と細心の注意を払いながら生活する人もいるでしょう。また、将来的に投資用に使いたい、他人に貸したいなどの考えがある場合、壁のキズや穴にはシビアになると思います。
上記のような場合、壁に穴を開けたことに対して後悔する可能性があります。

●こうして解決！
「テレビを壁掛けにするためには、必ず壁に穴を開けなければならない」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は壁に穴を開けずともテレビを壁掛けのスタイルで取り付けることは可能です。
「小さなキズ程度ならついても構わない」場合、ホッチキスでテレビを壁に固定する壁掛けアイテムを使用するという方法があります。

「壁にキズをつけることが絶対に許せない」のならば、壁にキズをつけない設置方法で壁掛けテレビを設置してしまいましょう。たとえば突っ張り棒のようなテレビスタンドを選択したり、2×4材で突っ張り柱を増設し、そこにテレビを取り付けるという方法のほか、既存の壁の上にさらにもう一枚新たな壁を増設し、そこにテレビを取り付けるという方法もあります。ただこれは専門業者への依頼が必要となる上、建物の造りなどによって施工方法なども変わってきますので、施工料金は事前調査の上見積もりを依頼しなければわからないことがほとんどです。とはいえ、見た目もスマートで強度や耐震性など安全面にも配慮できるので、一考の余地はじゅうぶんにあると言えるでしょう。

1-4.設置場所の問題と、その解決策について

テレビ壁掛けのデメリットとして、一度設置してしまうと簡単に位置調整することができないということが挙げられます。そのため、「新築時に壁にテレビを取り付けたものの、設置位置がなんとなく気に入らない」「模様替えに伴って現在の位置ではないところに取り付けたくなった」などの後悔をする人もいます。
なんらかの理由で壁掛けテレビの設置場所を変える場合、残念ながら工事は一からやり直しになります。さらに、もともと設置していた場所には大きなネジ穴などのキズが残ってしまうため、その部分の補修工事も追加で行わなければならないなど、手間もコストも余分にかかってしまいます。

●こうして解決！
テレビの位置になんとなく違和感を感じて後悔するという人も少なからずいますが、設置工事を行う前のシミュレーションで後悔を軽減することができます。
ダンボールや画用紙などをテレビの大きさに切り取って壁に貼り付けてみると、実際に使っている様子をイメージしやすくなります。最低3人以上の人数が確保できる場合、2人でテレビを持ち上げ、残りの人が視聴距離から最も観やすいテレビの位置を指示する方法を試してみるのも良いのではないでしょうか。

テレビの大きさと視聴距離などから推奨されるテレビの取り付け位置を計算で算出することはもちろん可能です。しかし、それはあくまでも一般論。テレビを視聴するのは皆さま自身です。そのため、自分が「ここだ！」と思える場所を見つけることが、最も後悔を少なくするために有効な手段なのです。

2.テレビ壁掛けの設置工事は“プロに依頼”が安心

壁掛けテレビの設置工事は、壁の材質が特殊であったり、なにか特別な作業工程を挟まない限りは、DIYで行うこともできます。DIYに慣れている人や、知識・経験がある人なら問題なく作業を進めることができるはずです。また、工具や器具が揃っていれば、専門業者に依頼するよりも安価なコストで施工することができるのもDIYのメリットでしょう。しかし、スピードや手間暇、そしてなにより安全面を考慮すると、専門業者に依頼するほうが確実といえそうです。補償期間を設けている業者を選べば、さらに安心感を感じることができるはずです。

省スペースで設置できる壁掛けテレビは、置き型タイプのテレビに比べて部屋を広く有効に活用することができます。
また、ペットやお子様がイタズラして倒れてしまうことも、掃除の途中にうっかりぶつかって倒してしまうこともなく安全面でのリスクヘッジとしても優秀です。さらに地震などが発生しても、簡単に落下することはなく耐震性もバッチリ。テレビ台の設置や配線の露出がなくなれば、そのぶん掃除も簡単になります。
このように壁掛けテレビにはたくさんのメリットがありますが、ご不安なことやご不明点などもあると思います。「新築で壁に穴を開けるのが不安。でも、壁掛けテレビは設置したい。どうすれば良い？」などと悩んでいる方は、ぜひ一度当社までご相談ください。

当社は年間7,000件以上という施工実績をもち、壁掛けテレビをおしゃれに設置するためのロジックやテクニックのノウハウを多数保有しております。まずはご相談だけでも大歓迎。お客様のご希望やご予算、ニーズに合わせた提案をさせていただきます。
壁掛けテレビの設置工事・取り付け工事をお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご連絡いただければと思います。