壁掛けテレビ配線を隠す3つの方法!見た目も機能性もアップ

2025.01.25

壁掛けテレビ

壁掛けテレビを設置する際に気にしなければならないのは、テレビ本体の設置位置だけではありません。実はそれと同じくらい重要なポイントがあるのです。それが配線の処理の仕方です。テレビを壁掛けにするためには、設置のための工事が必要となります。置き型タイプとは異なり、設置に費用と労力がかかるものですので、できれば最後まで妥協したくはないですよね。

せっかく置き型テレビから壁掛けテレビへと変えても、配線隠しに失敗するとおしゃれでスタイリッシュな見た目からはかけ離れてしまいます。たかが配線隠し、されど配線隠し。
本コラムでは、壁掛けテレビのグレードを左右するほど意外と重要なポイントとなる「壁掛けテレビ配線を隠す方法」についてご紹介します。

1.テレビは配線をつながないと視聴できない

テレビは配線をつながないと視聴できない

これは大前提となる話なのですが、テレビは電気と電波を必要とする家電です。つまり、配線をつながなければテレビを視聴することはできないということになります。

配線の本数としては、普通のテレビ番組(地デジのみ)を視聴する場合でも、テレビ本体の電源を確保するための「電源ケーブル」とアンテナからの電波をテレビ本体へ送るための「アンテナケーブル」の2本が必要になってきます。そのほかにもご家庭のニーズによってはBSとCSを切り替えるための分波器、DVDレコーダーやブルーレイレコーダーとつなぐためのケーブル、テレビゲーム機とつなぐためのケーブルなど、複数の配線類が必要となります。

「視聴できればOK」というのであれば構いませんが、各種配線類が全て見えている状態のままだと、見た目的には少々雑然とした印象になります。また日本の場合、たいていの家では壁の色が白を基調としています。アクセントクロスについても比較的明るめのカラーを採用しているご家庭が多い印象です。しかし、それに対してテレビまわりの配線ケーブル類の色はというと…圧倒的に黒が多いんですよね。白い壁の上を何本もの黒い配線ケーブルがだらりと垂れ下がっているのは、少々不恰好に見えます。

以上のことからも、見た目の満足度を高めるためには、配線隠しは重要なポイントとなるということがおわかりいただけたかと思います。配線隠しを行うのと、配線をそのまま剥き出しにしているのでは仕上がりのグレードに天と地ほどの差が生じるわけですが、ひとくくりに「配線隠し」と言ってもいくつかの方法があります。
続いては、代表的な3つの隠蔽方法をご説明いたします。

 

1-1.配線隠しの方法その1、モールで配線をカモフラージュする

モールで配線をカモフラージュ

まずは配線隠しの方法の中で比較的簡単に行える「モールを使った配線隠し」からご説明します。

これは壁の上に出ている配線の上からモールとよばれる配線カバーを取り付けていく方法で、比較的手軽に行うことができます。壁に沿ってモールを貼り付けていくだけなので、壁に穴を開けるなど大がかりな工事の必要もなく、コスト面も比較的安価です。

壁掛けテレビの設置工事と合わせて専門業者に依頼することもできますが、モール自体はホームセンターなどでも販売されていますので、コストを少しでも削減したい場合にはご自分で行うこともできます。

ただし、モールでの配線隠しにもデメリットはあります。それはモールを使用する配線隠しが不向きな場合があるということです。たとえば一般的なクロス仕上げの壁であれば、ほとんどの場合問題なく取り付けることができますが、壁の材質によっては取り付けが難しいものもあります。代表的なものをあげるとすれば、漆喰や珪藻土などの塗り壁への取り付けは不向きです。
ただし取り付けをすることが不可能というわけではありません。たとえばアンカーを取り付けてからモールをネジでとめるなどの工夫をすれば、取り付けられないことはありません。あくまでもクロスの壁に取り付けるのと同じ要領で行うことは難しいということです。とはいえ場合や状況にもよりますので、クロスの壁以外でモールでの配線隠しをご希望される場合には、壁掛けテレビ設置工事を行う際に一度専門業者に問い合わせてみていただくのが確実でしょう。

 

1-2.配線隠しの方法その2、壁裏に配線をまとめて隠す

配線を隠してすっきりとしたテレビ周り

ふたつめの配線隠しの方法は、「全ての配線を壁の裏にまとめて隠してしまう」というものです。

テレビ本体に隠れる部分に配線を壁裏に流すのに使用する穴を、既存コンセントの近くに壁裏に流した配線を室内に出すのに使用する穴を開け、配線の露出を最小限に抑えます。壁に穴を2ヶ所開ける必要がありますが、開口部分にはカバーを取り付けるので、見た目が悪くなることはありません。
配線をまとめて壁裏に隠せるので、ホコリ取りなどの掃除の必要がほとんどなくなるというメリットもあり、比較的人気の高い配線隠しの方法となっています。

ただしこの配線隠しの方法は壁に穴を開ける必要があるため、壁に穴を開けることに抵抗がある方は難色を示される方もいらっしゃいます。また、賃貸住宅では施工が難しい場合も多くあります。賃貸住宅にお住まいの方で、こちらの配線隠しをご希望される場合には、ご自身での賃貸契約の確認とトラブル防止のために建物のオーナーや管理会社への問い合わせを行ってみてください。

 

1-3.配線隠しの方法その3、テレビ専用のコンセントを増設する

テレビ裏のコンセント

配線隠しの方法で最もスッキリ見えるのが、「テレビの裏側にアンテナ端子付きのコンセントを増設してしまう」方法です。

コンセントとアンテナ端子を増設する電気工事が必要となるため、そういった面から考えると、上記でご紹介した配線隠しの方法の中では比較的大掛かりな工事となります。しかし、表側(テレビモニター側)からは配線が一切見えなくなるので、テレビまわりがとてもスタイリッシュになります。

新築で住宅を建てるときに取り入れられる方法だと思われることが多いですが、既存の住宅にも取り入れることができます。ただし、賃貸住宅にお住まいの方は賃貸契約のトラブル回避のために建物のオーナーや管理会社の許可を得てから行う必要があります。

コンセントの位置は、テレビで隠れる場所かつ専用の壁掛け金具に干渉しないことが大前提となります。そのためコンセントを増設するにあたり、テレビの高さとサイズ(インチ数)をあらかじめ決めておかなければなりません。業者との施工前打ち合わせなども必要となるため、完成までに少し時間がかかることがあります。

コンセントの増設は専門的な作業となりますので、ご希望される場合は専門業者に相談してください。

 

2.自分好みの「配線隠し」を取り入れて、機能性も高めましょう

テレビ配線を隠したおしゃれなお部屋

壁掛けテレビは見た目がスッキリするので、部屋のイメージチェンジやグレードアップにも一役買います。また、耐震性に優れているため、地震などの災害発生時の安全確保としても効果的です。
壁掛けテレビはDIYでも取り付けることができますが、安全面や配線隠しの方法などトータル的に考えていくと、やはり業者に依頼した方が安心感と満足感が高くなると言えます。

「壁掛けテレビの設置を業者に依頼しよう」とお考えなら、ぜひ当社にご相談ください。
当社では施工実績年間約7,000件以上という豊富な経験を活かし、お客様のご希望やご要望に寄り添うご提案と施工をご提供させていただきます。ご相談から施工までワンストップで行う方法を採用することで、施工時間のスピーディーさも実現しました。
もちろんコスト面でもご安心いただけるようなシステムを採用しております。値段や作業内容を事前にご説明させていただき、お客様にご納得いただいてから施工を行います。さらに、工事終了から1年間の工事補償も設けておりますので万が一の際もリスクヘッジも問題ありません。常に安心してご使用していただくことができます。

壁掛けテレビの設置工事を安心して任せられる専門業者を探している方は、ぜひ一度当社までご連絡をいただければと思います。

 

壁掛けテレビの設置でお悩みの方はWall Designまでご相談ください。
それぞれのお客様にベストなご提案をいたします。
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